悟りと欲望

頂いたメールからです。

(質問)
以前あるブログで、
「悟りの道に進むと世捨て人になったり、
肉が食べられなくなったり、
性欲が無くなって異性も離れていく」

という記述を見かけました。

世間にも、悟り=禁欲や世捨て人、
みたいなイメージを持つ人は多いと思います。
しかし、みのり先生や他の受講生を見ていると、
全く違うと感じます。

悟りを目指して瞑想家になる人で、
禁欲に向かう人と、
現実創造に向かう人では、
何が違うのでしょうか。

(お答え)
はい。これは、
ゴールの視点がどこにあるのかが違いますね。

質問の中にある。

世捨て人、肉が食べられなくなり、
性欲が無くなって、異性も離れていく、
これ、一番アカンやつです(笑)

(肉は、嗜好の問題だから、
好みでよいとは思いますよ)

 

「空」には方向性がありません。
だから、創造主である自分自身が、
ゴールを決めないといけません。
その方向性を間違えているのです。

 

宇宙の成り立ちは「空」と、
そこから、
生み出された3つの要素で成り立ちます。

 

3つの要素とは、
創造(うまれた)・
維持(そこから成長する)・
破壊(成長を見て喜び達成感を味わい、
最後には死をむかえる)

 

そして、創造・維持は、
次々に創造的なこと、
成長する事が、起きてきますね。

学習や趣味、仕事の習得など、
出来ないことが出来るようになったり、
家族や恋人や子供が出来たり、部下が出来たり、
友達やファンが出来たり、
これらも創造・維持の特徴です。

 

 

私達は、自分の意志で生まれています。
生まれた時点で、
何かの成長をしたかったはずなので、
創造・維持に向かっていくことは、
自然な人生です。

 

禁欲に向かう人は、
何もまだ創造してないのに、
生まれる前の状態の「空」に、
戻ろうとしているのです。

 

つまり、破壊(この場合は死)
これが胎内回帰を求めている状態なのです。
そして、視野が狭いと、
それがおかしいことだとは気づきません。

方向性が胎内回帰の場合は、
自然の流れを逆行しているので、
とても非効率です。

 

 

そして、
空には、善も悪もありません。
けれども、方向を決めた途端、
善・悪が出来上がります。
簡単には、
向かう方向を促す考えや行動は善とし、
妨げるものが、悪になります。

 

胎内回帰は、いきなり、
生まれてきたにも関わらず、
創造・維持に向かう事を否定してるのです。

 

この世と関わる事。
力が出てしまう食べ物。
性欲・異性
(家族や子供という創造が出来てしまう根源)
これらが全部、方向性からすると、
悪と判断されるので、否定しますね。

 

創造する力を出す気がない
(ナマケモノ)なのに、
欲望を感じてしまうと辛いから、
欲望も悪として、排除します。

 

反対に、創造・維持・に向かう為には、
沢山の創造を見るために必要な要素が、
世界なので、世を捨てません。
力が出てしまう食べ物。
性欲・異性
(家族や子供という創造が出来てしまう)
これらが全部、方向性からすると、
善と判断されるので肯定しますね。

 

自分が力を出す原動力になるのが、
欲望なので、これも善で肯定します。

 

方向性が真逆になれば、
それに伴い、良い事と悪い事が、
全部、逆になるのです。

 

皆さんは、どちらを選びますか?
むかう方向を間違えないでくださいね。

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