えっ?死神に昇格したの?

今日はお盆も近いし、不思議な話です。

この3月4月は身近な人が亡くなる事が多かったので、
今日は瞑想と死について書いてみたいと思います。

「死んだらどうなるのか?」というのは、
私も良くわかっていません。
私の経験上、死んだ人は、あまり喋らないからです(笑)

死んだ直後は、意外と話せます。
これは、瞑想の受講生さんからも
体験として聴きますね。
直後でも、時間が経過してしまうとタイムラグがあり、
言葉がとんでもなく遅れて届くのでコミュニケーションが成立しません。

言葉というより、
何かのフィーリングを受け取る事の方が大きく、
そのフィーリングに言葉をのせるとしたら、
この言葉が当てはまるという感じで受け取ります。

あと夢も多く
(この場合は雑夢ではなく、タターガタの夢)
表情などで伝えたい事を伝えてきますね。
瞑想者の親族、身内は、死んだ人の満面の笑顔や、
ごきげんな姿を夢でよく見ています。
これに親族が助けられるのです。

そして、亡くなってから時間が経過すると、
本当に静寂の意識に消えていきます。

この3月〜4月ごろか?なんだか・・
亡くなった母の意識を感じました。

私にとっては、これはヤバい事です。

死んだ母の意識を私が強く意識する事があるとしたら?
それは父を(天国へ)連れていく時だからです。
実際にその頃、父は身体が弱って痩せていました。

母が亡くなったのは10年以上も前の事ですけど、
まず、亡くなったことに驚いたのは、
家族でも医者でもなく、母自身だったのです!
(それ位、自分がまさか死ぬとは思ってなかったのです)
だから死んだ直後は

「え〜〜!うっそ〜!私が・・死んじゃったの〜〜?」と、
とにかく本人がビックリしており、

「まぁ。本当に死んじゃったなら仕方ない・・
(死んだ事を)楽しく生きよう!」
そんな感覚が母の中にありました。

死は、家族としては、やはり悲しいのですけど、
本人の伝えたい事が理解できるだけに、
当時は、コントのようで、笑ってしまったのです。

死んでるのに「楽しく生きる」とか、
突っ込みどころ満載でしたが・・
実際に、死んで本人は満足してますよ。
死を謳歌できているのです。

これは、生きてる人が、死の捉え方を変えないといけません。
相手の気持ちに寄り添うのです。
また次回、書いてみたいと思います。

また生きてる間の本人の宗教観。
それもあるのかもしれませんね。
母は敬虔なクリスチャンでしたし
瞑想者でもありましたから。

この世に未練がないけれど、ただ・・死に際して、
家事ができない父の事だけが気がかりだったみたいです。

それが、分かったのは、
私が父を引き取ることが決まった時です。

「良かった〜〜!ありがとう〜!嬉しい〜!」
という母のフィーリングを強く感じたからです。
私としては、父の事で、こんなに死んだ母が喜ぶとは、
思ってもみませんでした。

そして、この出来事から、
勝手に母が私に約束をしている事があるのです。

 

生前は、会社を経営しており、キャリアウーマンの先駆けで、
世界中を、飛行機で飛び回って仕事してるような母でした。

もしも、父が寝たきりや、認知症になった場合に、
私や兄弟が介護で、仕事ができなくなるような事態が起きれば、
母が父を天国に連れていく事を決めてるようです。

「そんな権限が、死んでる人間にあるのか?」 
「いつから死神になっとるねん?」と・・
突っ込みどころはあるのですけど、

まんざら、この話は嘘ではないというか、
母の性格上あり得るな・・と、私は、思っています。

だから、兄弟にも「うちは親の介護はないし、
あるとしたら、死が迫ってる時だから、
心の準備を急いでしないといけない時だよ」

と伝えてあります。

そして父にも、
ママは天国で死神に昇格してるから(笑)
寝たきりとボケたらすぐ連れていかれるから、
とにかく、その2点に注意して、元気で暮らそうね」
と伝えています。

だから、足腰も強いし、フィットネスクラブにも通ってます。
毎日のように図書館に出かけて、読書と勉強をしてますね。
私としては親が元気でいてくれるのはありがたいことですね。

今回は、母の意識を感じたので、
さすがに父はヤバいのかと思い、
ちょうど瞑想でグリーン・タラをしていたので、
心臓と循環器に良いので教えました。

昔は父も母と一緒に瞑想をしており
「空」の素晴らしい体験を理解しております。

親の死は誰でも、
ゆくゆくは覚悟をしておかないといけませんが、

今回は母の意識も感じなくなったので、
連れていかれるのは、見送られたようで、私も安心しました。

後々に、
出来るだけ心残りのないようにと思っているので、
この夏は、元気なうちに
青森のねぶた祭りに連れて行こうと思っています。
和食の美味しいミシュランのお店も予約を入れました。

魂からすると「何かをやりのした事がある」
この思いだけが最悪な事なので、
何でも生きている間に、経験しておく方がいいのです。

それは自分の事も含めですが、
親に対してもですね。
世界の・日本の素晴らしい文化や芸術を見せておく事も含めて、
「やり残した事がないように」これだけが重要な事です。

瞑想みのり